今回ご紹介した釈迦の言葉
 
 例えば、蛇と鰐(わに)と鳥と犬と狐と猿と、その習性を別にする六種の生き物を捕まえて強いなわで縛り、その縄を結び合わせて放つとする。

 このとき、この六種の生きものは、それぞれの住みかに帰ろうとする。蛇は塚に、鰐は水に、鳥は空に、犬は村に、狐は野に、猿は森に。このためにお互いに争い、力の勝ったものの方へ、引きずられていく。

 ちょうどこのたとえのように、人々は目に見えたもの、耳に聞いた声、鼻にかいだ香り、舌に味わった味、身に触れた感じ、及び、意に思ったもののために引きずられ、その中の誘惑の最も強いものの方に引きずられててその支配を受ける。

  またもし、この六種の生きものを、それぞれ縄で縛り、それを丈夫な大きな柱に縛り付けておくとする。はじめの間は、生きものたちはそれぞれの住みかに帰ろうとするが、ついには力尽き、その柱のかたわたに疲れて横たわる。

 これと同じように、もし、人がその心を修め、その心を鍛錬しておけば、他の五欲に引かれることはない。もし心が制御されているならば、人々は、現在においても未来においても幸福を得るであろう。

【仏教聖典 122n〜123n】

◆写経会 平成16年4月13日


今回の写経会のお話は、「お経」について。

お経ってたくさんありますよね。

仏教に興味があっても、何から手をつけていいか分かりません。

書店に足を運んでみたものの、何を手にとってよいのやら。

その迷いは、お経がたくさんありすぎることが、原因の一つですね。

「写経」前のお話でしたので、般若心経を中心に、その旅を追ってみました。


     ◆詳しくはこちら→何でこんなにいっぱいお経があるの?


次に

毎回恒例の、お釈迦さまの言葉の紹介です。

今回は、自分の五官を、動物にたとえたお話です。


平成16年4月13日の様子 31名参加